週変わりのシュウ

君の走る姿を見るために地球を半周してきた

9月17日(日) Tondaさん ・シークレットライヴーーーーーーーーーーーーーーーーー

ソルティベアーズの・・・、と云ふより、ドラムスの石井聡至、サックスの岡本亜希子の大ファンである、一般女史Tondaさんが企画した自身の生誕祭ゲストに、楽師として出演。ドラムスをサトシに、サックスをアッコに師事してゐるのを発揮して、自らもステージに立ち、ソルティの面々を従えて歌い、叩き、吹く、といふ、まぁなんと素敵なことを企画する人であらうか?。

プライヴェート・ライヴなので、お客さんは皆Tondaさんの友人知人。まーよぅするにライヴなんぞ初めて来る、みたいな人も沢山。コミックめいたラップの披露には「・・・?」みたいな反応だったやうだが、その他は充分楽しんでもらえるライヴとなったのではなからうか?。Tondaさんお疲れ様でした。

私は自らの哲学に基づき、サポートとは云へ遠慮なく切り込み、攻め立て、歌い上げた。まぁ特にそのことへの賛辞も批判もなく・・・(笑)。

昼イベントだったので、終わっても16時。まだ陽は高く、この後の予定もない。せっかくメンバーが揃ってるので、と思って飲みに誘ったが、Tondaさんはじめ数人はこれから尾道にライヴしに行くと云ふ。なんと元気な・・・。居残るメンバーにもそれぞれの理由でフラれたので、独りで飲んで帰るか、と思ふも16時ではまだ何処の飲み屋も開いておらぬ。ここらへんは大阪を見習ってほしい。

ので、素直に帰宅し、女房と近所の中華屋に飲みに行った。

9月18日(月/祝)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

世間は祝日。
日中はまたサイクリングにでも行くか、と思ってゐたが、今更ながらフと映画「ゴッドファーザー」を見始めたら止まらなくなり、結局夕方。けふはしーなさんのライヴ「降っても晴れても」があるのを見に行く。

毎回ゲストを迎えて演ってるこれ、今回のゲストは箏のトモちゃんこと木原朋子。かつて私とも懇意だった美人箏弾き。私のソロ作品「ゆほびか」で箏を弾いてくれてるのが彼女だ。私とよく一緒にやってた頃はまだ音大の学生だったが、今やその技術と度胸と美貌で、古典のみならず、ジャズやポップス、即興までの世界で、ワールド・ワイドな活躍をしつつある。

噂は各所から聞いてゐたが、実際に会うのはホンマに十何年ぶりか で、相変わらずの美貌と垣根のなさで、会うなりハグしたりしてくるもんだから、おぢさんはイチコロだ。私はチョロい。

ライヴの方も、双方の良さをグッと引き出す素晴らしいものだった。しーなさんも今回ばかりは相手にとって不足なし!といふかんぢで、ソロもタイトに極め、即興的な絡みも手加減なしで仕掛けてゆく。
トモちゃんも、かつて私を惚れさせた即興度胸と華やかな技術はさらに磨かれてをり、しーなさんに見事に応じる。
古典でもポップスでもなく、しかし十分なポップ性のある、見事なパフォーマンス。いやぁご両名 お見事!!。

打ち上げ、と云ふか懇親会、のやうな事が開かれて参加。なんでか知らん給仕のやうなこともやり(笑)、結構飲んだ。トモちゃんとはあんまり喋れなんだが、帰り際に「また何か一緒に」と云ふことだったので、まぁあんまり期待せずに期待しておこう(笑)。

全部が終わったのが22時ぐらい。私は明日も休みで、なんかそんな気分だったので、久しぶりに深夜酒場MACにひとりフラリと寄ってみた。相変わらず9割が外国人で、よその国に来たみたいだ。知り合いも誰もおらず、片隅で焼酎のロック(大盛り)をちびちび飲りながら、その喧騒を眺めてゐる。このかんぢは好きだ。

帰り道、歩道の車止めに右足を思いっきりブツけて激痛。

9月19日(火)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

休み。

昨日帰り道でブツけた足が痛くて、せっかくの休みなのにテンションだだ下がり。骨は折れてないやうだが、歩くと痛いんで散歩にも出れず、近所に買い物に行ったのみ。

まぁ、「休み」なので、「休んだ」と思へば・・・。

9月20日(水)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

足の痛みがだいぶ収束。骨折はしてなかったやうだ。
ので、けふは昨日予定にしてゐた「アルフォンス・ミュシャ展」を、ひろしま美術館に観に行く。

「マルチ・アーティストの先駆者」といふタイトルで公開されたミュシャの作品群。画家とデザイナー二足の草鞋で活動した、といふ事が当時としては革新的だったやうで、確かに私が知ってるミュシャの絵は、菓子のパッケージにある美人画だ。もちろん「本業」の正統派の絵画も見事なもので、ミュシャが「画家」であった、といふ事は異議なき事実。だが、1900年代初頭に書かれた「イラスト」が、この2023年に全く色褪せぬ魅力を持つ、といふことのスゴさ。マルチ、と云ふよりはポップ・アートの先駆者、とも云へるんではないか?。

まぁ見方を変えれば、現代で云ふ「美少女イラストレイター」と云へぬでもないが(笑)・・・。
面白い展示であった。

東京の国立博物館でやってた「ポンペイ遺跡展」の時もさうだったが、昨今かういふ展示はすべて撮影OKのやうで、けふもみんないっぱい写真撮ってたな。正面玄関には「スマホ台」まで設置されてゐて、『記念写真はここで撮られよ』との配慮まであり。ナゴみますな。

9月21日(木)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今週はレッスンがなく、バイトで利鞘を稼ぐ。
だが、けふに限って割と苦痛を感ずるほどヒマな日であった。まぁ、いいんだけどよ・・。

11月11日に誘われてゐた「ベースの日」イベントの出演を、やっぱり取り止めることにした。友人のベース弾きに強く誘われていちをう参加する予定ではゐた。だが、チケットノルマが課せられるのは百歩譲るとして、その割に持ち時間が少なすぎることと、なによりこのイベントの趣旨『日頃サイドマンに徹するベーシストが、中央で歌ってみせるぞ』といふ概念には、私は全く当てはまらぬ、といふことで、辞退を決断するに至った。
可愛くないけど、仕方ないやね。

例えばしーシュは勿論、ソルティ・ベアーズや、朋友のサックス吹き 藤井政美らが私を欲する時、彼らは私を必ず「歌う楽師」として誘ってくれる。それでいいと思ふ。もはや私はこの街で「ベース弾き」と認知されなくても別にいいや、と思ふに至ってゐるのだ。
ので、11月11日はあえてギターの弾き語りで、どっかでライヴすることにした。

9月22日(金)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

けふは朝飯に「茄子味噌炒め」を作ったのだが、バイト先でも何故かこのメニュゥが檄注し、一日じゅう茄子を炒めてゐる風となった。バイト自体も久々の激忙で、ひーひー云ひながら頑張った。

持ってゐるベースのピックアップの色が、みな黒い。これが白だったらク〜ルだらうに、との思ひは強く、実際白いピックアップの楽器もあるので、換えてみたろ、と思って海女存に注文した。が、0.2mmほどサイズが合いやがらん。なんでかういふものの規格を、こんなふうに互換性がないやうに造るのか!?。

利権!!。