週変わりのシュウ

穏やかな夜に身を任せるな

9月23日(土/祝)高宮町Make a Wish @旧来原小学校体育館ーーーーーーーーーーー

毎年恒例で行われてゐた高宮町 甲六ダム湖畔のコンサートが、コロナを乗り越え、舞台を旧来原小学校体育館に代えたイベント「Make a Wish」として帰って来た。のに、しーシュで参加。

去年のこれは台風接近につきやむなく会場を変えて、のこの場所だったが、今年は最初からココで・・。例年に比べて随分遅い時間からの開始なのはなんでか?と思ってゐたのだが・・・(後述)。

いちをうゲストとして、ウチの出番は21時から。でもかういふ時に21時を目指して会場入りするのは不義理。夕方のトップの出演者から会場にゐて、次々と出演する地元楽師のステージを楽しむ。もぅすっかり顔馴染みになったこの町、イベント会場を歩けば、あちこちから「シュウさん」と声をかけられる。ありがたいね。

今年は途中、打ち上げ花火のサプライズもあり、例年よりさらにピースフルなイベントになってゐる。一部マナーが守れん出演者もおり、ウチらの出番はだいぶ押して、もぅあんまり人が居なくなってゐたが、感謝を込めて渾身のステージをお送りした。

しかし、今回の真のサプライズはこの後にあった。
出番が終わったので、もぅリラックスしてビール飲みながら客席にゐたところ、最後の出演は地元高宮の青年団によるセッションバンド。なんか聞き覚えのあるピヤノのイントロが・・と思ったら、なんと「あじさい」だ!。

ぢつは高宮のある安芸高田市の「市花」は紫陽花で、私はここでこの曲を歌う時、よくそれをMCで云ふ。それを汲んでくれてのまさかのカヴァー。しかもこの歌、ハタで聴くより結構難しいのに、かなり朗々と歌ってくれており、いや〜〜感動!!。

さらにそのあとは、我らが高宮に贈った壱曲「君が守る世界へ」まで演ってくれ、もぅしーなさん号泣!(笑)。皮肉屋の私ですら流石に感涙に咽ぶほどの出来事だった。なるほど、いつも我らは夕刻の一番お客さんが多い時間が出番だったのに、けふの出演時間が遅かったのには、かういふ訳があったのだな!と納得。
いや〜〜〜〜〜ヤラれました!!。あっぱれ高宮!!。

さらにさらに、けふは終演後、近所の神社で行われてゐる奉納神楽を是非見てほしい、といふ事で、そは逆に神楽好きな私からお願いしたいところ。もぅだいぶ遅い時間だったが、会場に駆けつけた時は、最後の演目が始まるところだった。零時を過ぎてゐるのに会場はぎっしりで、子供から大人までが、このハイレヴェルな郷土芸能を楽しんでゐる。会場からも盛んに歓声や合いの手が起こり、盛り上がること盛り上がること!!。

もぅ、心の底から高宮を満喫した1日となった。
みなさん、本当にありがとう。言葉では言い尽くせない感謝を、本当に感じてた夜であった。

9月24日(日)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高宮を引き上げる前に、神楽の本部や地元の市を見学。
昨日の夜神楽は「原田神楽団」といふ団体ださうで、県北神楽の新しい舞のスタイルを作った革新派なんだとか。聞けば週に3回も練習するらしく、日頃他に仕事を持ちつつそれを貫く人たちの心意気に感服す。バイトとレッスンの兼業で「ツラい」なんて云っててはバチがあたるバチが。

けふは帰りの足で、今週金曜にあるFar East Lounge の6年ぶりのライヴのリハに。
まぁひとえにリーダーが腰の重いからこそ、のこのペースなんだが(笑)、一度音を出すとやはりそのタイトなグルーヴ感は「これよ!」と思はしむる。いいバンドなんだよね〜・・。
29日が楽しみだ。私も「ベース弾き」を楽しめる機会。色々やって盛り上げるぞー。

9月25日(月)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイト。
新しい若いバイトが入り、厨房が混雑(笑)。ん〜人数多いと楽なのは確かなんだが、ここまで混雑すると逆に仕事がしにくい気もするねぇ。実際、づっとベテラン3人で回して来たからなぁ・・。

この若いバイトも14時でアガり、久々に2時間のロング・ワンオペ。かういふ時、ややこしい注文入るなよ〜、と思ひながらやるのだが、まぁさうもいかず、ワンオペの時に限ってややこしいメニュゥが重複したりするのだ。

あぁ〜。

9月26日(火)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グレッチェン・パーラトの単独名義での最新作(っても2年前だが)「Flor」が、アンサンブルのベースの代わりをセロが勤めてゐる、との話。サンプルを聴いてみるに、これがかなり面白い。さういやこのアルバムは買ってなかったな、と思って、改めて注文。

これを聴いたせいで、一時期は「売り飛ばそうか」と思ってゐたセロを引っ張り出して来て、調弦し直したりしてみる。ボゥをマスターするには、私の残りの人生で足りるかどーか、と云ふところだらうが、ピチカートなら、なんとかレコーディングぐらいには使えるんかなぁ?とかムシの良いことを考ながら・・・。

9月27日(水)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レッスンがいっぱい。

しかし、このところレッスンは、来月半ばに控えた私と生徒とのコンサート、いわゆる発表会「かじやまつり」に向けた練習となってゐて、ベースの生徒には歌やギターやピヤノで、歌の生徒にはベースやギターで、まぁ云はば壱日じゅうリハをしてゐるやうな日であった。

生徒が希望する曲を歌わねばならんのだが、これがみなキィがたけぇ!。最近もうこんな高いキィの曲を歌うことがないんで、ひーひー云ひながら歌う。

9月28日(木)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。
けふはベテラン3人のレギュラーで、キッチり仕事を回す。ん〜〜〜・・・。

ここの賄いで「ほっけ」を食べることが多い私。賄いはフツー揚げ物やがっつりした肉系が多いらしく、ほっけを食す私は珍しがられる。山盛りの飯を頂いて美味いのであるが、酒が欲しくなってイカン。

けふもレッスンは生徒との「リハ」。奇しくもけふは女性のギター弾き語り生徒が3人。三人三様の歌声とギターに合わせてギターやベースを弾く。ん〜〜〜、これがぢつは私が若い頃に夢見てゐた自分の仕事の姿なのだ。まぁ、さういふ意味では、夢は叶ってゐる。これで食えてゐるかどーか、は別として・・・。

9月29日(金) Far East Lounge @JUKEーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結成24年めにして、まだ2回しかリハをやった事がないバンド(笑)Far East Loungeの6年ぶりのライヴ。

このバンドのライヴに臨むかんぢは、しーシュの時に感じる「責任感」みたいなものと、やっぱりちょっと違ってゐて、純粋に「楽しみ」と思へる。昨日から割とウキウキしてゐて、バイト先でも『明日はライヴなんスよ』とか云ったりする、といふね・・・。

して、そのライヴ。
OAを務めてくれたハロー・ブレーメンのパフォーム、触発されたFar eastの面々、音響職人村上マサオ氏の手腕。その全てが見事に噛み合った素晴らしいライヴとなった。ブレーメンはづいぶん昔から知ってゐて「親戚バンド」とか言ってる仲だが、新メンバーの加入によってさらにレヴェルアップし、こりゃあ大したもんだ、と思はせるに充分なバンドとなってゐた。

Far East は演奏と歌は完璧だったが、ちょいとテンポが悪かったかな〜。もっとサクサク壱曲壱曲が展開できるやうになれば、さらに良いライヴができるやうになるハズだ。こっからの課題かもね。考てみれば、カシラ(春駒)の大病克服後、バンドとしては初めての本格的なライヴだったのだな、と。

よぅやくここへ帰って来たか、といふ思ひひとしをの良きライヴだった。改めて、よぅ帰って来たカシラよ!。

良いライヴだったので、打ち上げも相当盛り上がった。みんな話が止まらない!(笑)。長き付き合いの歴史を物語る過去の爆笑エピソードも多発し、楽しさの極み。

長き〜、と云へば、打ち上げではしーなさんの娘が隣に座ってくれてゐた。今年の春から社会人となり、もぅすっかり大人の女性となった彼女だが、ジャレて背中に登って来たりしたりてたのもツイこないだのやうな気がして、まぁ当然それだけの歳月の重みがこの身にかかって来たわけで、嬉しいやうな、儚いやうな・・・。

気づけば午前2時!。こんなに遅くまで飲んだのは、ホンマに久しぶり。嬉しい日だったな。

9月30日(土)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

休日。

のんびりしやう、と思ってゐたが、「かじやまつり」の準備をせねばならんので、色々。
そのやうに自分から企画したものだが、結局15曲をベースとギターとピヤノと歌でサポートする事になり、なかなか大変。さすが我が弟子たち、怯んでるものは1人もおらんが、大丈夫か?と思ふものもおり(笑)、意外に私の方が気をモンでたりする。

夕方前には電池が切れ、映画(バイオハザード。どっから見始めてもどこで見終わっても、どこで打ち切っても、どこで寝ても問題なしの好作品!)流しながらウトウト・・。

夜は女房と近所のインド料理屋に。その帰りは11月にゲリラ的にライヴやる店の下見、といふか打ち合わせに。
昨日のライヴと打ち上げの疲れが全く抜けておらず、21時には風呂に入って早々に寝る。年寄りか?!。