週変わりのシュウ

我が偉業を見よ そして絶望せよ

1月14日(日)ーーーーーーーーーーーーーーーー

めまい収束傾向。
去年の秋ぐらいからか、毎日夕方になると熱っぽく(実際微熱が出てゐる)、身体がダルい、といふ症状が続いてゐて、まー自律神経系なんだらうけど・・、歳取ると色々ヤだねぇ・・・。

けふはしーシュのリハ。この頃このリハが「練習」と云ふよりは「意識の共有」みたいなかんぢになってゐて、スキルは各々磨いておけ、といふ、まぁ「創作集団」としてのテイを成してゐる。それはそれで良い。創作集団としてのデュオでありたい、と思ふ反面、しかし我らは演奏することを旨としてゐるデュオでもあるので、まぁそんなかんぢで・・・。

実体がない創作団としての存在、もク〜ルだとは思ふが、我々はまだ実体を持ってゐたいと思ふ。頑張ろう。

1月15日(月)ーーーーーーーーーーーーーーーー

休みを作った月曜日。
ひとりのんびりとウィークデイを過ごしたい欲求を満たす壱日とす。

てェことで、久々に映画館へ。『ゴジラ-1.0』を観る。
んぬぅぅ〜〜、よく作った!!と、久々にスタンディング・オヴェーションをしたくなる名作であった。日本映画もやればできるぢゃないか!?、といふのが正直な感想。「シン・ゴヂラ」が私的には まっっったくコケたので、その反動としてこれは嬉しい。

まづなにより、ゴジラがちゃんと「怖い」のがいい。
終始、徹底的な「脅威」として存在する怪獣。人間ドラマもふんだんに盛り込みつつ、この設定を最後まで貫けたのは素晴らしい。
調子に乗ってモンスターバースなんぞを作ってるハリウッドに「これこそが怪獣映画だ」と高らかに突き付けて良い快作だ。

なにより、ラストにはちゃんと伊福部昭の「あの曲」を持ってきてゐて、つまらぬタイアップ・ソングを付けなんだ事は、特に賞賛に値する。えぇものを観せてもらいました。

1月16日(火)ーーーーーーーーーーーーーーーー

火曜日だがレッスンを休みにして、バイトに行く。
なんぞ忙しくて、よぅもまぁ毎日毎日こんなに人が来るものよ、と思ひながら・・・。

けふは一旦帰宅して、JIVEに「広島のジェームス・テイラー」こと佐藤弘之のライヴを見に行く。独りで演ってる中年男性のライヴがどんなものなのか、を確認したいのもあって・・・。

サトさん、一緒に演ってた頃に比べると、だいぶ声が弱々しくなってゐる、といふ印象。まぁ病気したり色々で、確かに「万全」な身体ではないんだらうが・・・。相変わらず、(私が)ほとんど聴いたことのないやうなニッチなアメリカン・フォークを訥々と壱時間!。「眠くなるでしょ?」とMCしながら歌うが、まぁこんな地味な曲を壱時間ノンストップで聴かせるのは、確かにこの人の力量だよなぁ、と思ふ。

後半はJIVEオーナーの鍵盤奏者、レイニーウッドの上綱克彦さんが参加して、こちらは流石の存在感。

もっとハシゴとかして夜遊びして帰るつもりだったが、終電の時間もあるし、で結局そのまままっすぐ帰った。夜遊び下手である。もっと遊ばねば立派な道楽者になれんではないか。

1月17日(水)ーーーーーーーーーーーーーーーー

けふはこの週末に企画する「いろいろレスな夜」の広島勢リハ。

フレットレスベースが3人集う、といふライヴの、どこをどう切り出しても絶対に地味なものになりさうだったので、そこをまぁなんとかしやう、と・・。やはりお客さんが「楽しかった」と思えなければ、そは演奏の出来云々に関係なく失敗ライヴなのであって、そこを考えねば・・、と思ふやうになった、私も・・・。

うまくいけばいいが・・・。

1月18日(木)ーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。曇天にてバスで行く。
けふは5時間勤務の後、新人を含めレッスンも5コマあり、終わるのは21時過ぎ。
かういふ日は夕方にかなりガッツリしたものをハラに入れておき、もぅ帰宅後の飯は食わん事にしてゐる。ので、けふは汁なし担々麺と白飯、といふ炭水化物攻勢。

21時過ぎてバスで帰る時には、停留所でなくバスセンターから乗る。この途上に、いわゆる「街角ピヤノ」が置いてあり、意外にも多くの人がこれを弾いてゐる。けふも音が聞こえてゐたので、またたれか弾いてるな、と思ったのだが、弾き終わった人(青年だった)がピヤノの蓋を閉め、ピヤノに一礼して帰って行ったのには心がナゴんだ。

1月19日(金)ーーーーーーーーーーーーーーーー

バイト。
けふはクルー会議があるので昼営業は14時まで🎵、とタカを括ってゐたのだが・・・、まぁ毎回毎回書くのもイヤんなるが、けふもこの短時間が地獄に変わる。人間の尊厳や誇りなど叩き伏せるやうな激忙であった。

んで会議にて決算報告を受け、ここの店舗が西日本でトップの売上を誇ってゐるらしい、と聞き、そりゃあ忙しいわけだ、と納得。壱ヵ月の売り上げの数字を聞いた時には、マジで顎が外れるほど驚いた。マネージャーから謝辞を述べられたが、いや〜〜〜〜、でも地獄でっせ、と・・(笑)。

夜はその激務を労うやうに友人間の新年会を鶏料理専門店で。美味しい鶏料理と酒で仲間とわいわいやるのはホンマに癒される。良き仲間と付き合えて幸せもんである。

1月20日(土)いろいろレスな夜@ヲルガン座ーーーーーーーーーーーーーーー

大阪のアニキ 泉尚也さんが新作を発表した旨で広島ツアーを計画。そのオーガナイズを私が引き受けた「いろいろレスな夜」。3人のベース弾きが、それぞれフレットレスベースを弾いてパフォームす、といふライヴ。

いやー、かういふ企画って考える方は楽しくて良いんだが、果たして来てくれたお客さんがホンマに楽しんでくれるかどーか、てのが割とビミョ〜っちゃ微妙なので、なんとか「イベント」として楽しきものにできぬか、をあれこれ考へて・・・、んで、どれくらいお客さんを呼べるか、てのも・・・。

朝から雨模様の壱日で「あ〜・・」といふかんぢではあったが、それが支障になることもなく、時間にはヲルガン座がほぼ満員状態に・・。とりあへず安堵して、まづは私のソロからスタート。しーなさんにサポートしてもらい、新曲「Old blues man’s blues」も初披露。まぁ良いパフォームができた。あとは各々チカラの限りで務めてくれぃ、と任せる。

フレットレス同志、とも云へる泉さんはさておき、日頃フレットありの6弦ベースでギターライクな事を演ってるパイグこと木元沢也にフレットレスを弾かせる、といふ無茶振りをしたが、役割を見事に果たしてくれて助かった。
お客さんも楽しんでくれてゐたやうで、ハぁ〜〜〜よかった・・・。

私個人的には、終始「弾き語りスト」として場に挑んだ、てのは、まぁ私のニッチかな、と。それと久々にアトランシア「ヴァネッサ」を使ったんだが、これ、やっぱりイイ楽器だなぁ、と・・。ステージでの取り回しでは今はもぅスタインバーガー・カラスに軍配が上がるが、要所要所でヴァネッサも使っていこう、と改めて・・。