週変わりのシュウ

想ひ出ばかりで切なくなるけど

6月22日(土)企画「雨上がりの夜空に」:広島 JIVE

大阪で活動するストレンジ・ポップ・トリオ トイロイトが広島にやって来る、のをワシが受けて企画したイベント。
企画が発足した段階では、しーなさんがまだイタリアにゐる、といふ事だったのでしーシュで受ける事ができず・・・のハズだったのだが、しーなさん昨日の夜に帰って来て、それならばしーシュで・・、いやすでに企画が・・・、みたいな流れから、今回は梶山シュウwith C(基本ワシのソロにしーなさんが鍵盤抜きで絡むスタイル)で受ける事に。
友人バンドHoneys にも協力を仰ぎ、3バンド対バンで、テキトーにつけたタイトル「雨上がりの夜空に」の言葉通り、昼に降った雨が夕方には上がる、といふ天気で・・・。

トイロイトのドラム「たなやん」は、ヤツがまだ12歳とか、そんな頃からの付き合い。色々あって今は大阪で活躍してゐるヤツから相談を受けてのけふの企画となったのだ。
トイロイトの音は前から聴いてゐて、なかなかオモロいバンドであるとは認識してゐたが、けふのライヴでもなかなかのものを見せてくれた。個性的な楽曲に高い演奏技術。特にギターの「たろちゃん」のプレイは秀逸。一度一緒に演ってみたいな、と思はしむるセンスを感ずるギタリスト。Honeysのドラムス「てっちゃん」は、たなやんのドラムを含めたトイロイトのサウンドを一発で気に入り、なんやアブナい人みたいに最前列で見入ってゐたな(笑)。
ただ、ライヴの進め方が典型的に「今ふう」なのがちょいと・・・。
コール&レスポンスや笑う演出なんぞしなくても、これだけの音楽性があるのだから、もっと毅然と音楽だけで勝負しても良いんぢゃないか?と思ってしまふ。雑味の多すぎる料理、といふか、ワシからすればその「雑味」がもったいない気がして。
・・・がまぁそげなコトは年寄りのいらぬお世話よ、と云はれればさうなのだらうがネ〜。

Honeysのパフォーマンスは、今まで見た中で一番落ち着いてゐて、これもまた良かった。夏にはまた一緒に長門は向津具でイベントする事になってゐる彼ら。楽しい夏の壱日を、また共に。

ワシらの出来はど〜だったのかね?
まぁ、シビアなことを云へば「しーシュ」として演った方が良いに決まってる、とは思ふ。だが、鍵盤を欠く編成の中で、いつものしーシュと遜色ないものが出来るやうになれば、それこそホンマどんなところにでも行ってライヴする事が出来る訳で、そこはしーシュとは別に目指したい地平ではある。

3バンドとも熱演で、お客さんもいっぱい。
良いイベントとなった。トイロイト、Honeys に感謝。
打ち上げも3バンド全員が参加して、あれこれ思ひ思ひに話しながら時が過ぎる平和な時間。またどこかで必ず共に。

6月23日(日)

サービス付き高齢者住宅に入居してゐるオフクロが『ベッドのマットを入れ替えて欲しい』といふので、行く。
なんでも、同じ姿勢で同じ場所で寝てると、マットがヘコんで凸凹になってしまふのださうな。ので、マットをひっくり返せ、と・・。まぁお安い御用ですが。

小一時間、オフクロの話に付き合い、帰りの足でしーシュのリハ。

昨日本番は終わってしまったが、7月のツアーに向けてのラインナップや、新曲のブラッシュアップに約3時間。わりと良いリハ。
6月はしーなさんの国外逃亡などあり、ライヴがほとんど入れれなんだが、7月は払拭したいものだ。と思ってゐたが、今度は地元唯一のマンスリーであるオリエンタルホテルが、日程の都合が合わずバラし。上手くいきませんねぇ・・。

リハ後、帰り道の途中でスーパーに寄って買い物してゐたら、ややあってしーなさんも買い物に来たらしく(近所)、レジでばったり。「アラ奥さん!」などと白々しく言葉交わすもなかなかオツである。

6月24日(月)

日中、なにやら話題になってゐた映画「アナイアレイション」を見る。
なんや制作サイドと配給権となんぢゃら、の問題で映画館では公開されず、ネット配信のみとなった、といふいわく付きの映画。
原作もとても面白いらしく、そっちを読んでから・・とも思ったが、まぁえぇか、と映画を先に。

劇場公開されなんだ、とは云へ、芳醇な予算を使って制作された立派なA級映画で、映像の美しさや、俳優陣の演技、夢に出て来さうな気色の悪い化け物(これの「鳴き声」がもぅ最悪でね!)など、たいへんよくできた映画だった。不気味な映画なのに、画面が暗くなくて、むしろ鮮やかな色彩、てのが斬新だった。
うむ、原作もちゃんと読もう。

 

夜は、久しぶりに女房と飲みに出る。
野球をテーマにした店で、メニゥにも全部野球選手の名前が付いてたりするのだが、こちとら野球をほとんど知らぬので・・・。「焼き方」の大将はさておき、二人ゐる女性店員の愛想が、もぅちょっとだけ良ければさらに良い店になると思ひます。まぁ美味いことには変わりなく、珍しくガツガツと肉を食った夜、といふかんぢ。

6月26日(水)

肉食ってすごいね、と思ふのだが、ワシは日頃21時くらいに晩飯を喰ひ、翌朝7時に起きる頃には、もぅけっこう腹が減ってゐる。・・・が、ゆんべあれだけしっかり肉を食ったからか、今朝はその衝動はナシ。心なしか活力も漲ってゐて、アタマもシャっとしてゐる。
うーむ、同い年くらいでまだ日頃から肉肉肉肉云ふやつも多いが、あやつらはやはり50過ぎてても、毎日こんなかんぢなのだらうか?。

けふは日中に仕事が終わり、夜は予定がなかったので、jiveでやってるinfinityライヴを観に行ってみる。
このインフィニティ、赤木実(Gt)、河村貴之(Tp)、岡本亜希子(Sax)、前田順三(Ba)、石井聡至(Dr)、といふ、全員どこかで一度ならず共演したことのあるメンバー構成からなるジャム・バンド。
フロントの3人を、がっちり支え・・といふより むしろ邪魔するかのごとく暴れまわるジュンゾー&サトシのリズムセクションに動じず、カワムラ、アカギ、アッコのソロが自由自在に切り込む、電化期のマイルス・デイヴィスのパフォーマンスを彷彿とさせるライヴ。ほえぇ!こらぁオモロいわ!。

インフィニティ

聞けばもぅこのメンバーで10年演ってるさうで、納得。
他の4人はさておき、アカギさんはこれまでセッションや歌ものでのプレイしか見た事がなくて、このバンドのリーダーと作曲を担当してゐる、といふ今まで知らなんだ面も見れて、人といふは奥深いものよ、と改めて。

メンバー皆、ワシが見に来たことを思ひのほか喜んでくれ、ワシもよぅ楽しめた良いライヴだった。いいバンドである。これからも頑張ってほしい。

6月27日(木)

ベースの生徒(♀)が、新たにギターも習う、といふので、その楽器選びに付き合って楽器屋に行く。楽器屋店員がつまらんものを売ろうとしたら殲滅してやらうと思ってゐたが、まぁ親切に色々教えてくれる担当(♀)だって安堵。
いちをうワシも弾いてみて、問題NASAさうなものをチョイス。生徒にもだが店員にまで礼を述べられてしまった。

けふはツケが回って来て、えらく忙しい・・・てゆーかレッスンが入りまくった壱日だったのだが、遠方の友人の訃報が入り、レッスンの合間に情報の収集に走る。
誤報であってほしい、との思ひは残念ながら叶わず、どうやら本当に旅立ってしまわれた様子。ご年配ではあったが、ワシらより全然元気で、ワシらが横浜に行くたびにその姿が見れるのも、もはや当たり前のことだった。突然のことで、皆が戸惑ってゐるやうで、それぞれにショックも大きいだらう。

遅かれ早かれ、たれもが往く道ではあるけど・・・・寂しくなるなぁ。
安らかな旅立ちであった、と願うほかはない。

6月28日(金)らうんじ しーシュ:広島オリエンタルホテル

梅雨入りしたやうである。
毎年、この時期に大きく体調を崩し、声が出なくなったり大熱が出たり腰や頸をイワしたりするので、注意が必要。世のものたちは冷房を使いすぎだと思ふ。気がつけば体が冷えてゐて・・・といふのを避けねばね。

夜はとても久しぶりな気がする月例オリエンタルホテル。
5月は事情ありてしーなさんが出れず、ワシがソロで演り、しかもそれが月の始め頃だった、といふことで、実際久しぶりなのであった。
けふはヴュッフェの客入りが多くガヤも多いながら、しーシュを知ってゐる人も多かったやうで、わりと「ライヴ」ぽいかんぢで演れる。

けふは何故かまた「Bass VI熱」が出てゐて、朝からづっとそれを考へ、広告や動画なんぞ見てゐたもので、かういふ場であれを使ふシチュエーションを考へてしまふ。
ぬ〜む、どぅでも 買ってしまふべきか・・・。
ぬ〜〜〜〜〜。