週変わりのシュウ
12月29日〜31日
そしてふたたび
年末のチョイ旅
12月29日(日)椎名まさ子ソロ:大阪関目 我らの家
恒例の年末旅。
例年だと28に関目でしーなのソロ、29は神戸西宮、30が京都でシメ、といふパタンだったが、今年は都合によりしーなさんのソロを29日にした。したらどぅやら今年は西宮のイベントがなかったやうで、逆に良かったな、と。
年に何回来とるんか?いや何度でも来たい、といふ関目の町。例年より壱日後ろにズレただけで「年末感」が溢れてゐて、それでなくともほっこりした関目の、さらなるほっこり感がとてもイイ。
けふのワシは、飲食店従業員とミュージシャン、双方の「サポート役」として働くのだ。PAを調整し、早くから訪れるお客さんを案内し、オーダーを聞き、給仕し、片付け、そしてギターを弾き、歌う。
今年壱年(特に後半)、神経痛やらぎっくり腰やら数々の不調に悩まされ続けて来た相方の、最後のソロを見守るやうな気持ちで。ちょいと年末が近付き過ぎ、「関目のスター」と云へどもけふの集客はさすがに苦労した、と聞いたけど、それでもほぼ満席の会場に、いつにも増してバラエティに富んだしーなさんの歌たちが響く。
ワシは4曲でギター、2曲で歌の参加。リード歌まで歌わせてもらい、感謝。良きサポートになったなら嬉しい。良きソロライヴだった。
来年もこの店での2デイズが決まってゐて、店主ゴンスケも『しーシュが来るうちは頑張るよ』と言ってくれる。
関目の皆さん、今年も本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
終演後は、打ち上げの席でギター弾いて歌う。皆が「さすがにけふはシュウさん演り足らんのやろ?」と云ふが、さうとも!もっともっと弾きたい、歌いたい!(笑)。
げにホンマ「演りたがり」なんだな、と自分で思ふ。まぁいいぢゃんか。
12月30日(月)街の唄・京都2019:京都モダンタイムズ
年末サーキット最終日の朝は「我らの家」での目覚めから。
よく云ふのだが、日本中どこの高級宿よりぐっすり眠れる我らの家。けふも深き眠りから爽快に目覚め。
ここ数年はMiyoGon も京都「街の唄」の出演メンバーであり、なんやかんや手伝ってゐたのだが、今年はベースのヨモギ青年が欠員にて、正式にベース弾きとしてオファーされ、宿代として貢献す。ので、ミヨさん、ゴンスケさん、バンジョーの柏木ワギィ、にしーシュのみんなでお京阪に乗り、京都を目指す行程もまた楽しや。遠足のやうだ。
そして、京都はモダンタイムズに着き、リハを終えるも早々に寿司屋になだれ込み、関目組&しーシュでの忘年会もまたここ数年の恒例。
出演者の増加傾向にあったこの年末イベントも、今年は主催オイワさんの意向でぐっと数を減らし、しかも持ち時間も「各人3曲」と決められ、そのせいかイベント自体がグっと引き締まったかんぢはした。
それぞれのパフォーマンスもなかなか見事で、我らがサポートしたMiyoGonは、少なくともワシが知る限り最高のパフォーマンスだったし、黒田かなで(ヴィヲロン)、あらいなおこ(ハーモニカ)、井川ユミコ(アコーディオン)の才女3人によるコトヒメゴトの演奏など、戦慄もののクゥオリティだった。
その中にあって、けふのしーシュはループ未使用による、しかし完全なロック・スタイルにてMCもほとんど無くババっと3曲演った。けふの出演者で一番うるさかったんではないかな?(笑)。上述才女3人組からも『けふのシュウさんの音は子宮直撃やったよ!』と最高の賛辞をいただく。
年に一度、とは云へかういイベントを継続して行くことの大変さは、想像を絶する。みな『また来年も』と云ふは易いし、事実たれもがさう願ってはゐるが、熱意だけで継続できるものでもない。ましてやワシらは京都びとでも関西びとでもなく、広島からこの仲間に加えてもらってゐる幸運なミュージシャンでしかない。
それでも、それを重々理解してゐる上で、なをも、ワシは思ふ。
いつまでも続いていってほしい素晴らしいイベントである。
来年もまた、ここで皆と会えることを、心から願ってゐる。
12月31日(火)カウントダウン:オリエンタルホテル広島
例年だと、「街の唄・京都」の後は、中村コーイチ&あらいなおこ夫妻の家にお世話になり、その翌日の大晦日も昼過ぎまでみんなとウダウダやって、あとは広島に帰るのみ、みたいなかんぢなのだが、今年のワシらは久しぶりにカウントダウン・ライヴの要請を受け、まぁ年の瀬までには広島に帰らんければ・・。
なんやなかなか詳細が知らされず、たれが窓口なのか、何時に行けば良いのか、何を準備すれば良いのか、ギリギリまで分からん状態だったのだが、いつのまにか告知がされてゐたホテルのHPに『個性的な音楽性で全国活動中のデュオ』のやうな事が書いてあったので、まぁ日和らずにオリジナルを演るか、と。
DJの軽妙な紹介を受け、しーシュの出番。
あんまり盛り上がってない・・・てゆーか、盛り上がりようがない、と云ふか・・(笑)。まぁ気にせずに演る。気にせずに演ってると、まぁほどほどえぇかんぢにはなって来た。まぁカウントダウンがあり、お客が乾杯して、DJで一曲踊り、そのあとまたワシら。せっかくなのでDJが回した前の曲のテンポをそのまま受け継ぎ、ループを回して演ったら、少しは踊ってくれた(笑)。
まぁ、仕事はちゃんと遂行した、みたいな・・。
あとで調べてみたら、前回やはりオリエンタルホテルのカウントダウンを演ったのは2013年の事のやうだ。5年前かぁ・・。
あん時はDJが友人だったこともあって、おぉ盛り上がりの演りまくり、みたいなかんぢだったで、終わった後も高揚感バリバリで、ラウンヂでいっぱい飲って帰ったくらいだったが、今年はあれから5年歳も取ってゐるし、逆に疲労感強し。おまけに年末の遠征でやや「呑み疲れ」もしてゐるので、おとなしく帰る。
そんなかんぢで2019年が終わり、2020年が始まった。
ワシは55歳になるのだ。1965年から55年が過ぎたのだ。
ねずみはふたたびよみがえる(by長嶋茂雄:意味不明)