週変わりのシュウ

諸君、一緒に演奏できて光栄だった

春まだき

4月18日(土)

しーシュで配信番組を作ってみやう、と云ふことに。

ぱんぱかトリオでは早いうちから「旅のしゃべラジ」といふ配信をやってきたが、まぁしーシュも遅ればせながら・・・てなかんぢ。

けふは、どんなかんぢの番組にして、どんなものを撮るか、をお試しでやってみる。
あまり長いのもアレだし、喋るばかり、てのもナンだし、演奏動画のみ、てのもまた・・・、みたいに喧々囂々。でも楽しい。

夜、自宅でテスト画像を見ながらヤミヤミやってたら、しーなさんと、東京の高満洋子からメッセーヂが・・・。3人とも最近配信ライヴをやったばかりで、それについてどーのこーの、とメッセーヂのやりとりをしてゐるうちに、TVチャットしたほうが早い、となり、人生で初めてTV電話を使う事になった。

へ〜〜っ!?。

3人とも酒を飲んでゐて、奇しくも「ネット飲み」になったのだが、それぞれの家にゐて、しかし顔を見合わせながら飲んでゐる、といふのが妙に可笑しく、たいへんほっこりしたのであった。楽しかった。
うむ、Stay Home も悪いことばかりではない。

4月19日(日)

引き続き、ぱんぱかトリオでも配信の練習。
こは5月アタマに予定されてゐる恒例ライヴ「ぱんぱかフェスティヴァル」を、今年はやはり配信で行おう、といふ事になって、のもの。カワちゃんは意外にも電脳の人であり、まぁ若いこともあってワシらよりはるかにさういふ事に長けてゐる。機材への投資も惜しみなく行い、けふは早よぅからリハ・スタヂヲが配信スタヂヲになった。

音をチェックし、何度もなんども組み替え、差し替えし、テスト配信を繰り返す。
音はこないだワシがやったのに比べて格段に良いものとなったが、やはり配信ならではの「画飛び」や「音飛び」、映像と音声のズレ、などが生じ、これをどこら辺まで許容するか、てところだなぁ・・・。

いやしかし二日続けてこのテのことに没頭し、演奏以外での疲労が蓄積され、けっこうクタクタになってしまった。ライヴは確かになくなり、レッスンも減ったハズなのに、いつもより忙しいのは、まぁ悪いことではなからう。

4月20日(月)

昨日カワちゃんが『(レッスンとかがないので/彼はウクレレ教室の先生)毎日が日曜日みたいな感覚になる」と云ってたが、たしかに・・・。

ワシはまぁ、今でこそバイトでカタギの世界を垣間見てゐるが、25歳から54歳に到るまで、いわゆるエイト・トゥ・ファイヴの世界に属したことはなく、しかも日曜日は大抵なにがしかの仕事(ライヴやイベント)が入るので、市井の人々の捉える日曜日の感覚はない。旅に出た日にゃぁ、曜日なんぞあって無きが如しだし、さういふ意味ではまぁ特殊な人生だよな、と思ふ。

バイト先からも営業時間短縮の連絡が入り、これはまた益々キビしい世界になって行くだらうな、との思ひ。識者によると(混乱が収まるまで)あと壱年はかかるだらう、といふ話だし、その壱年をどーやって切り抜けるか?、切り抜けた後の世界は?と、思念は尽きぬ。

4月21日(火)

大手会場のレッスンが飛び、しーなさんもワシも大量に時間ができたので、昼からリハ・・といふか、業務活動。

こないだお試しで撮ってみたしーシュの配信番組(!)の内容を、また煮詰め、さらにコンテンツを増やしながら編集してゆく作業、とか・・・。今のところ収益に結びつくものはなにも生み出せてないのだが、なにかを創造してゐる、といふ感覚は素敵だ。楽しくて、あっと云ふ間に時間が過ぎる。

で、最近こんな事ばかりやってるので、リハらしいリハ・・・いわゆる練習、がちゃんと出来てない事に気付き、それもまたあまりよくないね、と。
もぅすでに、音楽家が練習してゐれば良い時代は終わった、とは思ふ。だが、我らがまづ何をすべきか、と云へばそは「音楽」であり、ホンマはそれ以外のことは「その道」の専門家がやるべきなのだ。

我らは戦後70年以上を経て、こんなにも「一人でなんでもやらねば勝てない」社会を作り上げたのだ。

4月22日(水)

時間が出来たので久しぶりに映画でも・・・。

「フレッシュ・アンド・ボーン〜乾いた愛のゆくえ〜」1993年。これ、足の複雑骨折で入院してゐた数ヶ月の間に、病室のWowwowでやってたのをチョいと見た映画。
メグ・ライアングゥィネス・パルトロワ、といふ「ハリウッド二大アヒル口美人」の共演だが、その病室で観た時の印象では、グゥィネスがたいへん蓮っ葉でセクシーで良かった、といふ記憶。たしか意外な大物が出てたな、といふ記憶はジェームス・カーンであった。

アメリカの超田舎ら辺を舞台にした、なんとも切なくて救いのないラヴ・ストーリィ。お目当のグゥィネスは記憶通り良かったのだが、メグ・ライアンがさらに意外なほど良かった。

この人ってしょっちゅう目にしてた気がしたんだが、調べてみたら、その出演作品は見事に全部「観てない」ワシなのであった。つまりこの映画でしか知らない、のである。「観た」気でゐたのは、どーやら一時期出てた日本茶のCMのせいだったやうだ。

いづれにせよ、ハリウッド女優は、ワシらが日本でその出演作を見る時点で、映画製作時より2年以上は経ってる事がほとんどで、その年齢による劣化を目の当たりにするのは、やはり悲しい。1993年「フレッシュ〜」の公開時ではなをさら(当時メグ31歳、グゥィネス21歳!)まだまだ若い女優であり、その後の遍歴も考へると、人生はなかなか残酷ではある。

4月23日(木)

久しぶりにバイトへ。コロナ対策の影響で時間短縮営業を余儀なくされる飲食業界。思い通りのシフトがなかなか入らず、ここも決して「保険」にはならん我が日々を思ふ。やれやれ。

市内中心街も、寂れた町のアーケイド街のやうにひっそりとしてをり、歩く人もまばら。書店に行き、村上春樹の新刊を買う。バイトの帰りにいつも寄るうどん屋も、明日から連休明けまでとりあへず休業の旨を伝えられる。さういふ事を女将から直に伝えてもらへるほどには、常連となってゐたが・・・。

みな、生き残ろう。

4月24日(金)

しーシュネット社進出計画(笑)。

今回は、けふから始まるはずだった関西〜吉備ツアーの埋め合わせ、と云ふか、会えなかった人たちに贈るライヴ配信。関西〜吉備地区のひと限定にすべきかどーか、を一瞬思ったが、まぁあまりスペシァルなかんぢにならぬでも、と今回はフェースブックを使っての簡易配信とす。

明日を本番とし、けふはその「宣伝動画」を生配信。
リハスタヂヲでキャメラに向かって喋るのを、傍のPCで確認しながら、壱曲演奏。演ってる最中からすごい反響で、たった10分の放送だったが、23:50の時点で1300越えの再生回数。

嬉しいなぁ、ホンマに・・・。
こんなに愛されてゐるユニットだったんだねぇ、と本当に感謝しきり。
ありがとう
ありがとう

明日は30分くらいの内容で、ちゃんと「ライヴ」を配信す。

頑張ります。