週変わりのシュウ

よろしく哀愁

11月7日(土)ーーーーーーーーー

ゆんべはレコーディングの打ち上げで 知らぬ間に飲みすぎてゐたやうで、けっこう二日酔い。なんや酒 弱くなったなぁ・・。

やや雨模様にて引きこもる。
桐野夏生の「東京島」を再読してゐて、その中に『食パンにケチャップを塗っただけ』のものを欲する描写があり、読んでゐるうちに食パンが喰ひたくなった。
個人的には食パンにはケチャップよりマヨネーズだと思ふ。

11月8日(日)ーーーーーーーーー

しーシュのリハ。と「チョイ出し」の撮り。

これまで動画の編集はすべてしーなさんに任せっきりだったが、こたびはワシも入手したiPadで編集の手伝いに挑戦。とりあへず画像にテロップ(歌詞)を入れることに着手。カラオケの画面を作ってるみたいでなかなか楽しかった。

まだ機械(アプリ)の扱いに慣れてないので、細かい画像の切り貼りなどはこれから学んでゆけば、さらに楽しめるやうになるだらう。頑張る。

11月9日(月)ーーーーーーーーー

晴れ。バイトへ。

この頃、出勤前の街なかのかんぢでその日の仕事が忙しいかさうでないか、がなんとなく「当てれる」やうになってをり、けふはその予想通りの激忙だった。クルー同士が険悪なかんぢになるほどの忙しさ。は〜やれやれ・・。

んで、またけふはツアー前のシワ寄せでレッスンもいつもの倍 入ってをり、16:30から21:00まで従事す。へ〜〜やれやれ、近年稀に働き続けた壱日だったわい。

11月10日(火)ーーーーーーーーー

晴れ。

けふは夕方から数名のレッスンのみ。今更ながら 浮き沈みの激しい仕事をしてゐるものよ。

明日からのツアーに備えてのパッキングなんぞ。久しぶりに航空機での旅となるので、久しぶりのスーツケースを・・。
暑いんだか寒いんだかわからん日々なので、上着に何を持ってゆくのか悩む。まぁワシは「秋口にちょうどいい上着』を持ってないので、どっちみちヘヴィなジャケットを持ってくことになる。「シュウさんて寒がり?」と云はれるのが癪なのだが、まぁ寒がりなので・・・。

11月11日(水)ツアー出発ーーーーーーーーー

よぅやく実現する2月以来の関東への旅。
また感染が広がり始めた頃のこの旅が、果たして是か非か・・・。そは悩ましいところだが、とりあへず、やる。

まづは羽田空港から、東京都内をぐるっと迂回して千葉県は柏へ。空港やモノレールがガラガラに空いてゐて、事態を偲ばせる。こんなに空いてるモノレールは初めてだ。乗り換えたJRにはそこそこ乗客は居るが、見たところ100%のマスク着用率。さういや飛行機の乗降や駅改札の出入りもちゃんと距離とって並んで・・・、まァホンマに真面目な国民性ではある。

11月12日(木)柏 アニマリアーーーーーーーーー

さてライヴ。

主催を受けてくれたナリさんこと成沢ヒデトモ氏。膨大な人脈と人望を持つナリさんにしても、やはりやや集客に苦戦してゐる、と云ふ。ワシらとしては、またナリさんや柏の友人らに会えて、聴いてもらへるだけで嬉しいので、そんな事は気にしないでほしい、と伝える。

実際、とても良いライヴができて幸せだった。
OAの浅川貴史くんは、前にソロで北小金で演った時にも共演してくれた、ソウルフルな弾き語りスト。けふもいいかんぢに会場をあっためてくれ、その後が演り易かった。あの時はベースの弾き語りだったが、けふはワシの本筋を見てもらへたので、それもまた良かった。

いやまぁしかしいつ来ても、音楽好きな人の多い、良い街である。
けふは特に、千葉市在住の高校時代の友人が35年ぶりに会いに来てくれ、めちゃくちゃ嬉しかった。彼はなんとワシの拙曲『びしゃもん台』でヒロインとして歌われる女子と同級生だったヤツで、それを目の前で聴いてもらへたのは最高だった。

お互い歳もとったけど、なんかえぇかんぢだなぁ、としみぢみ語った、柏の夜であった。

11月13日(金)ーーーーーーーーー

オフ。

ナリさんが車を出してくれ、ワシがかねてより一度訪ねてみたかった「牛久大仏」に連れてってくれた。牛久大仏牛久大仏 ことあるごとに語ってゐたワシに怪訝だったしーなさんも、詳細を調べるにつれ『私も見てみたい』となった。
ナリさんも仕事(大工)の合間にチラホラ見たことがあるらしいが、ぢかに見にゆくのは初めてださう。

んで、行ってみて、ま〜ぁ想像を絶するデカさに改めて驚いた。
いやまァ、デカいデカいと聞いてはゐたが、実物を前にすると・・・ね。奈良の大仏がその手のひらに収まるサイズ、と云へばどれほどのものかお分りいただけるだらうか?。自由の女神の3倍、といふ事だが、それは実感沸かんし・・・。

まァ山吹色のにほひは 鼻が曲がるほどするのも確かだが、これほどの巨大建造物は、ことの是非を超越して感動を与えるものではある。

ツアー中にこのやうな観光をするのは、ワシらには大変珍しい。が「柏」が「牛久」と割と近い、といふことと、ナリさんが車を出してくれたことで、実現したワシのわがまま。付き合ってくれたしーなさんとナリさんに、ありがとう。