週変わりのシュウ

おかずに困らない日々

11月21日(土)ーーーーーーーーーー

晴れ。ぬる暑い。

チョイ出し椎修の収録をしてゐて、これが12月イッピに公開なので『しはすはすすむ』を演らんかな、と。で、これにまぁ今年数少ないながらも訪れた街と、限られた数ではあるけど会った人たちの写真を組み込んで、年末らしさを出さんとす。

で、その編集を手伝ってシコシコと歌詞テロップを入れたりするのだが、色々出てくる旅の写真がなんとも切なくてねぇ・・・。みんな元気だらうか?とか・・。歳とって涙もろくなったのは否めんのだが、この調子ぢゃあもっと歳とった頃にぁ、昔の写真見ちゃあ泣くやうな情けない爺さんになってしまふな、と・・。

んで、ゴッド・ファーザーIIIのラストみたいに、独り中庭で死ぬんよ。

11月22日(日)ーーーーーーーーーー

ぱんぱかトリオ久々の有人ライヴの日は雨。カワちゃんは本格的に雨男のやうだ。

このところキアイの入ってゐたカワのじ。3月初冬の自身のソロが、コロナで中止に追い込まれたのをやり直す、といふ意味合いも強いけふ。ちょこちょこ本番の機会があったしーシュと比べてもカワのじはほぼ休眠状態にあって、さぞやその思ひも強からう。おぉいにやるが由、と高齢者ふたりは見守るかんぢで、前半はカワちゃんのソロから。

会場のブルーライヴはカワのじお気に入りの広いライヴハウスで、ガイドラインに沿えば結構な集客も可能なのだが、けふは25名様ほどで・・

前半はワシも客席から見てゐたが、久々の「生カワ」にお客さんもほっこりと楽しんでゐるやうだ。

けふのぱんぱかセクションはいつもとだいぶ趣を変えて、カワちゃんがピヤノだけでハンドマイクで歌ったり、ワシの縦ベースとのデュオを演ったり、と「ニュー・カワムラ」を打ち出したもの。ワシら的には面白かったが、どうなのかね?(笑)。
終演後、カワちゃん個人のファンから、バックのしーシュに対する絶賛が上がってゐたから、まぁ良いのかな?。

良いライヴだったが、カワのじには色々と悩みも大きやうで。上昇志向の強いものによくある悩み。年長者として良き助言なんぞできれば良いとは思ふ。

11月23日(月/祝)ーーーーーーーーーー

晴れ&くもり

けふ、博多では旅の朋友サウンドスケッチの復活ライヴ(鍵盤&歌の亀山みゆきさんが大病から復帰)が盛大に執り行われてゐるらしく、しーシュのリハを切り上げてからは、それを見ることにす。今年は結局、彼らとは会えなかったなぁ・・。

地元 博多の名士であるふたりならではの豪華絢爛な復活ライヴには、画面越しながら感涙を禁じ得ない。しーなさんが彼らと友達であった事だけで、ワシも懇意にしてもらってゐるが、各地のこのやうな仲間との濃密な時間こそが、ワシに 自分の決めた道が間違ってなかったかな、と思はせてくれるのだ。

また彼らを訪ねて、博多に行こう。

11月24日(火)ーーーーーーーーーー

晴れ。久々のバイトに・・。

奇しくも今朝、久しぶりに昔の音楽仲間からコンタクトがあり、いま調理人の真似事でバイトしてゐる旨を伝えると、だいぶ納得してゐた。さういやコヤツは、ワシが結婚した時、祝いに「味噌漉し」のセットをくれたのであった(笑)。

けふも忙しく社会に従事。15時に終えて一旦帰り、車でレッスンに行くのも大した事はない、といふかんぢになった。クビになるまでは働こうかね?。

11月25日(水)ーーーーーーーーーー

ベース担いでチャリを漕いでゐたらパトカーに乗った警官に呼び止められた。
いわゆる職質(職務質問)といふやつだ。

夜間 楽器背負って歩いてゐてのこれは何度か経験あるが、昼間は初めて。訊けば自転車の防犯なんぢゃら、とのこと。まぁ盗難車かどーかをチェックしてる、といふ訳なのだらう。ボロボロだから疑われたのか、しかしぢつはこれはもぅ18年乗ってゐる我が愛車なのである、といふ事を高らかに云ってやった。

ワシは基本的には警官には敬意を払って接する。彼らが日頃 街の安全を守ってゐる事は云ふまでもない。彼らの仕事が誇り高くあるべきだと思ってゐる。彼らに幸あれ。

11月26日(木)ーーーーーーーーーー

晴れ。
先日の無呼吸症の診断結果を聞きに病院へ。天気が良いのでチャリで。

診断結果としては、まぁごく軽度のものであり、成人(初老)男性の20人にひとり、ぐらいはあるタイプのもの、とか。現段階では「治療」の対象にはならず、いろいろ工夫して寝てください、とのことだった。

一旦帰宅し、12月に必要となったレコーディングの準備やらすすめ、またチャリでレッスンへ。その後しーシュのリハも。通院、レッスン、リハで、市内までの行き帰り=チャリで往復1時間、を日に2回やったことになり、さすがにすこしバテた。

11月27日(金)ーーーーーーーーーー

曇り晴れ。

けふはチョイと縁がありて、なぜか専門家でもないワシが「カリンバ」と「ループ」をレッスンす、といふ機会を頂いた。ふたりの女性受講者に、1時間の中でカリンバをリズミックに操る方法、と、それをループして音楽に仕立て上げるやり方、を伝授す。

一時期、カリンバとベースの同時演奏なんぞを売りとして、ツアーでも演ってゐたものだ。今でもできん事はないのだが、個人的に飽きてしまって、といふのが・・・。この「飽きっぽさ」が、ぢつは自分の音楽的人生で一番よろしくない部分だと、最近思ふ。聴き手より先に演り手が飽きてしまふ、といふのは、エンターテイメントとしては失格であらう。よぅ分かってはゐるのだが・・・。

午前中にレッスンするなんぞホンマに久しぶりで、終わった時にはけっこう腹が減ってゐた。バイトではこの時間帯は不食で働いても気にならんのだが、けふは気になるほどの空腹を感じ、思はず大量のパスタを作り喰いしてしまった。