週変わりのシュウ
7月24日〜31日
スイミンを削ってまで
7月24日(土)ーーーーーーーーーー
ふたたびオフクロの介護に。
けふは腰痛軽減用のコルセットを作るための採寸。しかしま〜立つのもシンドイらしいのに、採寸のためにぢっと姿勢を正してゐる、のが本当に辛さうで哀れになる。
高いカネ出してコルセット作らされて、それがホンマに効くのかね?。
もはや車で連れ出すのも一苦労、なかんぢ。こっから先はもぅ医療介護付きの然るべき施設に預けるしかないのでは?といふ話になる。年齢を考へても、これから何かが「良くなる」可能性は限りなく低い。健康の大切さを痛感するのである。
珍しく土曜日レッスンをひとコマ。その後は生徒と飲みに行った。なかなか忙しく立ち動いた壱週間であった。
7月25日(日)ーーーーーーーーーー
休み。休む。
映画を二本。香川照之の怪演が光る「クリーピー」と、イーサン・ホーク主演の「ガタカ」。どっちも「演技」で見てしまったが、話はよぅわからん。
あと読書は、ジーン・シモンズ著「才能のあるヤツはなぜ27歳で死んでしまうのか?」。依存症や精神疾患に対して、かなり辛辣で独善的な意見を発して炎上してしまったジーン氏の、彼なりの反省とその落とし前、のやうな書。しごく真っ当なことが書いてある。
徹底的に横着をするため、晩飯も宅配ピザで済ませた。
7月26日(月)ーーーーーーーーーー
バイトへ。このごろ壱週間に1シフト、が定着しつつある。全然稼ぎにはならんが、幸い今レッスンが忙しいので、ちょうど良いかんぢ。こげな穴あきシフトで良いなら、もぅしばらく働かせていただきたい。
レッスンまでの時間に、歌の練習と動画の編集。おや、声の調子が戻って来たかな?。づっとづっと調子悪かったのだが、好変の兆し。
7月27日(火)ーーーーーーーーーー
声、元に(悪い方へ)戻る。昨日の調子よさは何処へやら、裏声がほとんど出ぇへん。一昨日より悪い。やれやれ。明日は本番(ソロ)だってのにや。
オフクロのが伝染ってしまったかのやうに、腰も痛み始めた。ぐぬ〜。なんだこれは?。
7月28日(水)ふらんす座「音帖」ーーーーーーーーーー
ヲルガン座当主ゴトウイズミからお誘いを受けた企画「音帖」。演者が幕の向こうでパフォームし、お客さんからはシルエットしか見えない、といふ・・。オモロさうな企画だが5月の予定してゐたのが流れ、けふリベンジとなった。
云はばイズミちゃんの企画に演者が乗っかる形で、MCも解説も禁止。拍手も歓声もナシ。4人の演者が淡々とただ歌と演奏を聴かせ、歌詞の冒頭部分のみがスクリーンに映し出され・・・、といふ斬新な。
もともとMCや解説など要らん、と思ってゐる私にはたいへん向いてゐるライヴだった。厳選した5曲を、いつもよりかなりアンビエントなえへくた〜を使って演ってみた。ただねェ・・、声が、もぅ・・・。
ここ数年で一番使いあぐねてゐる、といふかんぢ。どうにも出したい声が出せず、もどかしさばかり。伸びもなく、時間とともに掠れてゆく。しーシュは二人が歌い合えるので、相方の歌唱中は温存にも休憩にもなるが、けふのやうに30分ひとりで歌い続ける、となれば、残念ながらもぅ無理っぽい。
実情を知ってゐるしーなさんや、初めて歌声を聴く人にならまだしも、長く私を聴いてくれてゐる人から不調を指摘されてしまふのでは、もはや限界であらう。
けふを最後に、しばらく歌のあるソロ・パフォーマンスは封印することを決意。その程度の「安静」がどれくらい効果があるのか分からぬが、とりあへず。
治療を勧められるのだが、そもそも音楽大学(声楽科もある)のあるこの街に、発声を診てくれる医者が一軒もない、といふのが・・・。
7月29日(木)ーーーーーーーーーー
声を出すパフォーマンスを封印するとは言っても、しーシュは継続するし、いつなんどきソロの機会があるやも分からん、ので、声を使わぬ、純粋なベース一本によるアンビエントなソロの練習は継続しやう。
さうなればHi-C5弦の「ぺんた」が活躍するなぁ。
ヴォイス入りパフォーム封印の旨 SNSに投稿したところ、早くも反響があり「どういふことか?」との問い合わせが友より。まぁカクカクシカジカで、と話し、医者に行くことを薦められるが、一番近いボイス・クリニックが大阪、と・・・。ぬ〜。
7月30日(金)ーーーーーーーーーー
恒例の夏合宿、山口県は長門に出発。
集中的に楽曲を仕上げ、動画や音を録り、空き時間にはセッションし、といふ週末とす。こんなご時世なので、我らの貸切とさせてもらい、周囲数Kmに渡って誰もおらん状況で音楽に集中できる環境。
まぁ、参加メンバーのための食事作ったり、もあるので「ザンマイ」て訳でもないのだが・・・。それも含めて。
7月31日(土)ーーーーーーーーーー
朝一から動画の撮影と録音、新曲のリハーサルなど。
しーシュ、こないだ上梓した書き下ろし「夕闇を待つ猫」を含めて、今年3曲が出来てゐるのであるが、どれもまだお披露目に至らぬ状況。そろそろ演らんとマズいんではないか?と・・。まぁ「夜市」とかで出来ん事はないのだが、完成度に納得いかぬままこんにちに至ってゐる。
スタッフもぢっと見守る中でのリハは、なんとなく小っ恥ずかしい気もするが、まぁプロですけぇね・・。あれこれ練りながら・・。
スタッフもみなアマチュアのミュージシャンで(うち二人は私の生徒)、それぞれ参加してのリハやらセッションやらも楽しみ、しかしダラダラ演る訳でもなくシャっと切り上げ、打ち上げ。年齢層高めのパーティなので、料理もヘルシーなものばかりが食卓に並ぶ。