週変わりのシュウ

これは難題だぞワトスン君

11月14日(日)ーーーーーーーーーー

けふは昨日撮影した「チョイ出し」の編集に没頭。明日までに公開できるものに仕上げねば。

今回はしかしまぁ「さういふテイ」で撮ったので、過剰な編集はせずに済んだ。演奏動画も思ひのほかちゃんと演れてをり、つくづく我らは「ライヴ向き」のユニットなのだな、と・・。

朝から作業に入って14時頃には完成。

息抜きに軽い散歩に出かけ、夕方にかけてはネトフリで「カジノ・ロワイヤル」観る。

この作品で思ったのはエヴァ・グリーンてこんなにカワイイ人だったんだ、て事。とくにすっぴん(に見える)顔が!さすがボンドが愛した女!といふかんぢ。まぁ、フィクションですけどね・・・

11月15日(月)ーーーーーーーーーー

「チョイ出し」公開。早々に反応があって嬉しや。

コロナ騒動の中、多くのミュージシャンやアーティストが「配信」といふ世界に活路を見出し、しかしまた多くの人がそれに行き詰まる(更新が滞ってゐるチャンネルも少なくない)中、ウチらはまぁよぅ頑張って継続させてゐる、と思ふ。

だがまぁ、ホンマのことを云へば、日々ツアーにライヴに と忙しく、自主配信チャンネルの更新など間に合わぬ、といふ日々の方が良いに決まってゐる。我らも切にそれを願ってゐるし、そんな日々が戻ってくれば、この「チョイ出し」も終了、といふ事になる。ジレンマ、ですな・・。

11月16日(火)ーーーーーーーーーー

しーシュのリハ。金曜日の「夜市」へ向けて、の。

この「夜市」以降、今年いっぱいは、しーシュ広島市内でのライヴがない。つまりこれが今年最後の「ホーム」での演奏、といふ事になる。まぁ名古屋や松阪、大阪や京都など行きはするが、11月で地元が最後、とは・・。

友人の紹介で、某所での「歌だけのライヴ」を提案されてゐる。いわゆる「シャンソニエ・シュウ」のライヴだ。とてもありがたい申し出なのだが、正直 声の調子はまだ完全復活には至っておらず、ひとりでいちショウ歌い通すのは難しいのでは、といふ思ひが即答をシブってゐて・・・。

てゆーか、これ、もぅ元に戻らんのぢゃないか?といふ気がしてゐる。

11月17日(水)ーーーーーーーーーー

なんや夜中すごく寒気がして、しかもそのあとすごく暑くなったりして、「あ、これはついに来たかも」と思ったりしたが、拍子抜けするやうな平熱。単なる自律神経の異常のやうで、なんだかネの世界。

いづれにせよそのアレコレでゆんべは久しぶりにほぼ一睡もできず、またそんな日に限ってバイトが入る。やれやれ。そんな体調だったがまぁひどいヘマはせずに社会従事できた。あ、久しぶりにグリルで火傷した。

その後はレッスンもあり、帰宅する頃には疲れ果ててゐた。しかしここで晩酌に手を抜くと逆効果、と思ひ いつもは冷奴ですませるところを、けふはチョイ手間かけて湯豆腐にし、熱湯で割った芋焼酎を飲み、アツい風呂にしっかり浸かり、早めに寝た。

11月18日(木)ーーーーーーーーーー

朝までぐっつり。倦怠感もなく、頭もスッキリ。発熱もなく(むしろ低い)、やはり昨日の不調は単に自律神経のバグと睡眠不足であったか、と・・。

晴天の中、歩いて買い物に行き、筋トレと楽器練習もして、レッスンにも行く。

けふはその後、ツアーで久々の広島に来てゐる「座長」こと富安秀行さんを応援に、銀山ベースまでチャリで。

今回クラリネットの山本太郎を従えてのツアーださうで、九州を二週間ぐらいかけて回って来た帰りの広島。座長も久しぶりだが、太郎ちゃんはもっと久しぶりで、再会を喜びつつ、楽しくライヴ観戦。

座長のニュー・アルバムへの参加要請がなかったしーシュ。まぁ我らは我らなりの道を征け、といふ事なのだらう、と、いつかまたこの人のやうに旅暮らしに戻れれば、と願うのであった。

11月19日(金)しーシュ薬研堀夜市 第28回ーーーーーーーーーー

今年最後の「夜市」。嬉しいことに久しぶりの人数制限なしの有観客ライヴだ。
まぁそれでもいきなり満パン、といふ訳にはいかんだらうし、そもそもしーシュはそれはない(笑)。それでもJIVEのフロアが埋まるくらいのお客さんは集まってくれ、しみぢみと『あぁやっぱりお客さんがゐるライヴっていいな』と思った。

心してパフォームしたが、なんか二人してえらいこと「歌詞を間違える」日であった。演奏はほぼ完璧だったのだが、明らかにお客さんにバレるタイプの歌詞間違いで、笑われてしまった。これはいかんですね。精進せねばね。

演目:亀の庭(ループなしヴァージョン)/みみづく時計/旅のイデア/たそがれ/黄昏のビギン/朝日楼/喝采/星影の小径/夕暮れ前/夢見るアンコウ/びしゃもん台/葬園/夕闇を待つ猫/氷でできた月の夢/刻つむぐ舟/メアンキエリ/Dance/おかえり シメて18曲!。

月食の夜だったらしいのだが、全然見えなんだ。

11月20日(土)ソルティ・ベアーズーーーーーーーーーー

二日続けのジャイヴでライヴ♬。

楽器も機材もゆんべ置いて帰ってゐたので、会場入りも楽である。ソルティでは結構な頻度で歌いもするので、一瞬だけスタヂヲに寄って軽く発声練習もしておく。

ライヴは5月ぶりのソルティ。今回も結構難易度の高い楽曲群で、ワインなんぞちびちび飲りながら演りたい所だが、さうもいかない。まぁ後半は飲んだけど・・。

昨日のしーシュより少し多いぐらいのお客さんが集まってくれたが、おとなしいしーシュのお客さんより さらにおとなしいお客さんで(笑)、それに気後れせずガシガシ演りこんで行くのは楽しかった。

ソルティは歌ものバンドとは思へないほどバックが仕掛けてゆくバンドなのだが、自分が歌う段になるとそのアオリの凄まじさを実感する訳で、しかしバンドであるなら、やはりこれぐらいは対等な存在にならねばね。特に私は、日頃『仕掛けてゆく』ニッチの人間なので、仕掛けに応えられずしてなにが歌うたいか?と、フンドシを締め直すのであった。

良きライヴをありがとう。