週変わりのシュウ

下劣な真似はやめたまえ!

6月10日(土)ーーーーーーーーーーーーーーー

なんか久しぶり!といふかんぢで久々のしーシュのリハ。
それぞれの本番を見に行ったり、営業はこなしてるので、しゅっちゅう会ってはゐるが、リハとしてスタヂヲに入るのは三週間ぶり、とかぢゃなかろか?。

新曲を中心にけっこうしっかりリハ。再来年20周年を迎えるしーシュ。私個人的にしーシュの今後の展望なんぞあり、近々それをしーなさんと話し合う機会を作らん、と考えてゐる。老いゆく男女デュオとしての指針・・・。

けふはその後、otisマスター佐伯さんの組んでゐる 芸能片岡組のライヴを見にOtisへ。
この頃付き合いのあるバリトン・サックスの鈴木芳幸、古くから付き合いのあるギターの小林義男、を擁するこのバンド。巷で噂になっており、ぜひ見たいと思ってゐた。バンドは上記の二人にウードやギターを弾き歌う佐伯雅啓、ハンマーダルシマーの片岡奈美、の4人組(敬称略)。

各種トラッドを織り交ぜた音楽性は、「架空民族楽団」といふかんぢで、とても面白い。我らしーシュが北海道限定で演ってゐる「小世界音楽紀行」のかんぢに近いが、あれよりさらにルーツに踏み込んだかんぢがあり、さすが佐伯さん、と思はしむる。
ベースがおらん(1曲佐伯さんがベースを弾いて、これがまた良かった)ので、いつかなんかで混じらせてもらえんかなぁ、とか思ったりもした。

Otisで見るライヴはだぃたぃハズレなし、だが、けふもなかなか大満足な夜であった。帰り道が雨で濡れて帰るハメになったのだけが、誤算。

6月11日(日)ーーーーーーーーーーーーーーー

リハも本番もない日曜日。

午前中に動画の編集や楽器の練習を済ませ、午後から久しぶりにチャリで遠出をしてみる。今年初の短パンを履き、水を携えて、いざ。私の家の近くに「古川」といふ河川が流れてをり、これは広島の一級河川「太田川」の支流。とりあへずこれを遡ってみやう、と・・。

住宅街からだんだん郊外に入り、また住宅街に突き当たり、周囲の緑がどんどん増えてゆく、といふ行程は面白い。一旦ひと気が途切れた、と思ったら、いわゆる郊外型巨大モールなんぞ出てきて、そこはもぅ有象無象の家族や集団にまみれてゐて、シラける。結局はちーさな街なのだ。

3時間チャリを漕いで、いい運動にはなった。往路がえらい楽勝だったのは、「追い風」だったのだと復路で気付き、帰りはなかなかフトモモが・・・。

6月12日(月)ーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。月曜日のシフトは久しぶり。

「こんなに来てたっけ?」と思ふほどの来客だった。コロナも明け、とうかさんや花祭典も終わり、広島の日常がかういふ形でまた回り始めたのだ、と。5時間勤務でヘトヘトになったが、けふの仕事はこれだけなので・・・。

6月13日(火)ーーーーーーーーーーーーーーー

           高木理代子さん

アニメ「うる星やつら」のラムちゃんのコスプレをしてピヤノを弾いたりする、高木理代子さんといふジャズ・ピヤニストがゐて、露出度の高い衣装でダイナマイトボデーを惜しげも無く晒し、自らを「エロ・ピヤニスト」と喧伝する営業戦略に、正直「へ」と云ふ気持ちで敬遠してゐた(私はエロいものが好きだが、それを誇示するのは好きではない。私が求むるエロさとは『さりげなさ』である)のだが、フとした事から彼女の演奏動画を見て吃驚。

ミシェル・カミロを彷彿とさせる いわゆる「強打系」のバカテク速弾きピヤノ。音楽性も、ジャズと云ふよりはプログレッシヴ・フュージョン。変拍子もなんのそのでアドリヴをかましまくり、しかもやはり その演奏する姿がセクシーで、さらに云へば カワイイのである。

思はずDVDをポチってしまった私はチョロい。

6月14日(水)ーーーーーーーーーーーーーーー

いにしえのジャズ・ベースの巨匠、チャールズ・ミンガス
彼がなんとベースを弾かずに「歌ってる」といふアルバム、「Oh Yah」を購入。

ジャズを知らん人でも名前だけは知ってる、といふ巨匠のひとり、ミンガス。この人は、知れば知るほど「ジャズ」のくくりに収まり切れぬ仕事をしてゐた人だな、と。ロックからフォークまで、あらゆるジャンルの楽師がこの人の曲をカヴァーしてゐる、といふのもその証拠であらう。

作曲家としても著名な彼が、ベースを他人に任せ、ピヤノを弾きながら歌ってゐる、といふだけで興味を惹かれるは必然。風貌からは意外な、割と甲高い声で歌う、てゆーよりスキャットみたいにわーわー叫んでゐるかんぢ。ブルーズそのもの、と云へんでもないな。プリミティヴなジャズ、といふか・・・。

いつぞやこの人の「フォーバス知事の寓話」といふ曲をカヴァーせんとして、どーにもできなんだ事がある。当時の私にはこれを解析する力がなかったのだ。まぁ、多分今もないが、いつかはこの人の思いっきりマニぃ曲を歌入りでカヴァーして、『あれ誰の曲?』『ミンガスよ』といふ会話をしてみたいものだ。

6月15日(木)ーーーーーーーーーーーーーーー

許可を取ってないので仮にM氏とするが、古くからの知人にヴォイトレを依頼され、謹んでお受けした。のの、最初のレッスンに行く。

私のヴォイトレは、慣れぬうちは倒れる人も出るほど、割とハードなもの。「ご無理のないやうに」と注意喚起しながら40分。基本中の基本をレクチュアさせて頂いたが、さすがに色んなバンドで歌ってこられた方で、まーぁ倍音がよく響く(笑)。レッスンを気に入っていただけたやうで、また次も、と依頼される。この頃ヴォイトレの生徒が少なかったので、そはなかなか嬉しい。

明日からの旅に備えて、愛車「ぐっち」のタイヤとヲイルの交換。すでに17万Kmちょいを走ってゐるが、まだエンジンは元気だ。加えて新品のタイヤを履いた車体は、しっかりと大地を踏み締め、いいかんぢ。明日からの旅を快適に過ごせさうである。

反して、これもまた19年乗ってゐる我がチャリが、こないだの長距離サイクリング以降また「異音」を発し始め、漕ぐたんびに「ギッ!」「ギッ!」と、今にも車輪が分解しさうな・・・。19年の間にあちこち壊れ、もぅとっくに購入価格より修理代が上回ったこのチャリ。いよいよ買い替え時かなぁ、などと思ったりもしてゐる。