週変わりのシュウ

あなたの激しい涙で、呪え、祝福しろ

10月1日(日)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おぉウ・・・
10月になってしまった。
恐ろしい・・・、ぢつに恐ろしい。

精神の熟成を前に肉体が滅びつつあるまま、またひとつ歳をとるのだ。
恐ろしい・・・。

10月2日(月)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。
新店長体制になってから、新しいバイトの人が増えた。

考えてみれば、ひとつ所で5年もバイトを続けるなんざ、これまでの人生で初めてのことだ。初期はあまりの仕事の厳しさに 何度も「辞めよう」と思った。だが、何度かある「いい時」を繰り返すうち、また頑張ろう、と云ふ気になって 今に至ってゐる。人生、そんなものだ。

10月3日(火)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

運転免許の更新に行く。

3回連続で黄金免許。まぁ無事故はさておき、無違反は運が良かっただけ、とも云へるが、煩雑な手続きや講習が、黄金免許といふだけで30分で終えれる、といふのは、まぁ何よりのご褒美。ので、まぁ次も頑張ろうか、といふ気にはなる。

さっさと終わってしまい、レッスンまでの時間が空きまくったので、早めにスタヂヲに入ってデモ音源でも録るか、と思ったが、PCの充電が足りずにOh God 。

10月4日(水)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイト。
今週は上手くやり繰りができて、バイトのある日にレッスンを入れずに済んでゐる。
けふもバイトの後はまっつぐ帰宅し、晩飯を作って女房の帰りを待つ。

10月5日(木)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

けふはレッスン日。
来週末に執り行う発表会『かじやまつり』の出演者が5人、といふレッスン。てぇことはまぁ、レッスンではなく、発表会のリハになるのは必至。

17時から21時までづっとリハをしてゐる、といふかんぢのレッスンだった。

10月6日(金)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。

けふはいつも私とダッグを組んでゐるベテランの女性ひとりが急病で欠勤。代わりに入った新店長が始業後30分で、結構甚大な火傷を負ってしまい、なをかつもぅひとりはこないだ入ったばかりの新人くん、といふ布陣。

激闘が懸念されたが、まぁその懸念通りの激闘で、しかも後半2時間をワンオペで任せられ、ひーひー云ひながら頑張った。周りにも云はれ、自分でもさう思ふが、よく頑張ってゐる、と思ふ。

10月7日(土)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しーなさんからの提案で、かねてより希望してゐた「合宿」を執り行うことに。

来年迎えるしーシュ20周年への準備が全くできてない、といふ事もあり、24時間音楽に没入できる環境の中でリハに取り組みたい、といふしーなさん。だがその発案が出たのが二週前、といふ事で、長門市のパタ屋とかいろいろ当たってはみたが、どこも空きがなく、諦めかけてゐたら、芸北の「正直村」からOKが出た。

通常営業のカフェに併設してゐるコテージの一室を借り、簡易ではあるが機材を持ち込み、即席スタヂヲが完成。隣の部屋にはご家族がゐて、音出しへの苦情を心配をしたが『全然構わない、むしろ聴かせて』といふ事だったので、遠慮なく音出しをバ。

けふのところは、進んでない 割と新しい曲のアレンジを突き詰めるリハ。えぇかんぢ。

適当に買って来たパンやらで晩飯にしやうと思ってゐたら、母屋から『メシ出来たぞ』と声がかかり、お店のスタッフや宿泊の家族も含めた夕餉に加えていただいて感謝!。地元の歌手「はっちゃん」を相手に日本酒をガバガバ飲んでしまった。

10月8日(日)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

正直村の朝。
この場所について少し説明をバ。

「正直村」といふのは、広島県山県郡北広島町は芸北に存在する、聖湖畔に併設するコーヒーハウスのこと。お店、といふよりはその近辺一帯の敷地すべてを「村」と呼び、お客さんは買ったコーヒーや軽食を、どこで食べても飲んでもよし、といふ施設。広島市内から車で約2時間、と かなり山間の僻地にあるが、日中・・とくに週末は結構な人がここを訪れて、風景や食事を楽しんでゆく。

女将の「オカン」はひとりでここに住んでおり、彼女の子供らとその家族を中心に運営され、この場所やオカンが気に入った人たちが、なんとなーく手伝いに来たりする。しーシュもそんな人たちの一部。

けふは晩飯を私が用意する、といふ事にして、日中はホンマに音楽漬け。なんと2人で壱曲づつ新曲もできる、といふ快挙。ん〜、やはり環境といふは大事だ。日頃そこまでは創作に没頭できない周辺事情を思へば、たとえば作家が安宿にカンヅメになって書く、といふのも分かる気がする。さういふ大層な身分に『ちょっとだけ』なってみた、といふ貴重な二日間であった。

夜はまたもや宴会。けふは私が鍋を作って、皆でそれをつつく。昨日に引き続きだいぶ飲んでしまい、どーやって寝室のコテージに帰ったのか記憶がない。

10月19日(月/祝)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実りある合宿を終え、さぁ下界に戻ろう!。
・・・といふ所でハプニング。私のキャメラがどこにも見当たらず、全員総出で探す始末。ここ二日間のいい情景なども撮ってゐるので、ここで無くしてしまっては元も子もない。だが、ゴミ箱まで漁ってみても見つからず、なかば諦める形で下山。

帰宅してすぐ、あっさりと私の寝床の下から見つかった、といふ知らせが入り脱力。あんだけ皆んなで布団剥いでまで探しても無かったのに!!。ウチの近所を通って帰るスタッフにお願いして、近場まで持って来てもらって、まぁなんとか事なきを得たが・・・。やれやれ、やっぱり飲み過ぎはいけませんな。

10月10日(火)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

標高の高い正直村では、日中も もぅストーヴなしには過ごせなんだ(まぁ雨模様でもあった)が、下界はまだそこまででもなく、昼間はTシャーツ壱枚でも暑い。

昨日作った曲をあれこれ吟味して、ここん処作る曲が全部ある種の「浮遊感」を持ってゐるのに気付く。グレッチェン・パーラトやアラン・ハンプトン辺りを聴いてゐるので、多分その影響だらうとは思ふ。

夜は楽器店レッスンへ。
「かじやまつり」でピヤノを弾かねばならぬ局面があり、折に触れてはその練習をしてゐる。ので、けふも空き時間に空いてる部屋を借り、ピヤノをお稽古す。

10月11日(水)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。
凄まじく忙しい日であったが、ひとり今月いっぱいで辞める若いバイトくんが来ており、これがもぅ全くやる気がなく、仕事が滞って仕方ない。辞めるにせよ、最後まできっちり働き切ろうといふ気概はないのかね?。私のやうなモノですら、過去何度か仕事場を辞去する時はさうしてゐたぞ。

なんかここより時給のいい仕事を見つけたから・・・、との事だが、あんなんぢゃどこに行ってもそんなかんぢで、たれからも信頼はされんのではないか?と思ふ。まぁ別にどーでもいいけどよ。君に幸あれ。

けふはさらにバイト直後の17時からレッスンがあり、21時まで続く。くたくたになって帰宅。

10月12日(木)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日あまりにも疲れ、身体の異常を感じ、もしかしたら・・と懸念せしも、葛根湯とビタミン剤を飲んでぐっつり寝たら、まぁ持ち直した。けふはバイトはナシ。レッスンはいっぱい入ってゐるが、夜からなので、日中は動画の編集やらに没頭。

グレッチェン・パーラトの2021年作品「Flor」をポチったのが海女存から届く。
ベースの代わりにセロが入ってる例のヤツだ。これがまたかなりイイ。全体通してジャズといふよりは近代的なポップスといふかんぢだが、変則的な編成の妙もしっかり出てをり、静かだが熱い音楽。しかしま〜、変拍子でここまで軽々とアドリヴのスキャットかまされると・・・。

ベースの代わりのセロは、さすがに重さはないが うねうねと広音域に渡ってフレーズが走り回るあたりは、私が思ふ役割のベースに近いアプローチで、とても聴きごたえがある。

試しに、使ってないヘフナーのヴァイオリンベースに、これまた使ってなかったフラットワウンドのギター弦(6〜3)を張ってみたら、近いかんぢになる。

ギターと同じ音域だが、まるでギターと違うアプローチを要し、なをかつ私がこれまでベースで使って来た和声やフレーズの妙味も使えない、といふ事で、これはまた面白い事になって来たな、と・・・。

10月13日(金)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バイトへ。
けふも凄まじい忙しさだった。

けふは なんでか知らんが「卵焼き」のオーダーが乱立して、なんとその数16!。卵焼きは私の担当で、「なかなかキレイなのを作る」と評価されてゐるのだが、これは最初から最後までつきっきりで調理せねばならんメニュウなので、これのオーダーが乱立すると、私は他が何も手伝えなくなる。その間ほかのクルーが大忙しになるわけで、まぁ仕方ない事なのだが、なんでけふに限ってあんなにオーダーが入ったのだらうかね?。

けふはバイトのみで帰宅。鯛の切り身の安いのがあったので、日本酒と共に買って帰った。ツイデなので家でも卵焼きを作った。

10月14日(土)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いよいよ明日に迫った「かじやまつり」の準備に壱日。

音響周りをサポートしてもらうスタッフに、正直村おかんの孫娘 ヒナタを起用(彼女は音響専門学校生でカズイの弟子にあたる)。

そのヒナとともに、車に全載せしてゐる機材一式を、会場のレガーロに搬入。ザッとしたセッティングも済ませ、明日は生徒さんの入りを待てば良い状況にしておく。ここまでやっとけば、あとは野となれ、だ。

カープがCSに勝ったやうで、街中には有象無象のヤカラが犇めいておる。その騒乱の中、ヒナに晩飯を奢り、家まで送って帰ってから、自分の晩酌。

いよいよ明日、かじやまつり。