週変わりのシュウ

たとえ涙に 目覚めやうとも

2月23日(土)--------

二日続けての夜更かしで やや寝不足ではあるが、今の住居にはいわゆる「寝室」がなく、惰眠を貪る といふレヂャーはできない。が、起き出すきっかけにはちょうど良い。

昼間に一人だけレッスンが入ってゐて、良い天気なので歩いて行くことにす。チャリで30分。歩いたら約1時間か・・・。暦的にはまだ早いのだが花見日和とも云へる温さで、あちこちで気の早い人たちがバーベQに勤しんでゐる。

レッスンを終え、鍵ハモとギターの練習を少ししたら、また歩いて帰る。

久しぶりに「刺身」が喰ひたくなったので、スーパーに寄って行く。大好物である「かつをのたたき」が低価格であったので、珍しい「やず」の刺身と共に購入。刺身に酒がないではいくら高コレステローラーと云へど悲しすぎるので、「糖質ゼロ」とかいふ日本酒も買った。

2月24日(日)月例ラウンヂ演奏@オリエンタルホテル--------

修理に出してゐたスタインバーガー「カラス」が帰って来た。

担当者と話してみるに、やはりまぁ廉価版だけに『細かいところの造りがチャチぃ』らしく、高いモノといふはネジ一つからしてしっかり作られてゐるさうな。しかしカラスの倍の値段のヴァネッサもジャックのネジが緩んだりはするので、まぁ使用頻度なりの劣化、といふことで・・・。

カラスを修理に出してゐる間はまぁ必然的にづっとヴァネッサを使ったのだが、云ふまでもなく素晴らしい楽器で、思へばカラスを手に入れるまでは、ホンマに何処に行くんも何を演るんもこれだったのだ。このままこれを弾き続けて老人になる、といふのも良いかな、とは思ふ。

けふのエピソードがよぅ分からん人はこちらを

夜はしーシュの月例ラウンジ演奏。カラスにはまだ張る弦を買ってないので、けふはヴァネッサで演る。色々あって晩飯を喰ふ時間がなかったので、ビュフェの料理をお客様に取ってもらっておいて合間に喰ふ、といふ情けないやら申し訳ないやら・・・。

2月25日(月)ラヂヲ出演 --------

もと弟子のMIやんと組んだユニット「ピア・ニカ夫&ニカ子Duo」の初仕事、といふかなんてーか・・・コミュニティラヂヲへの出演依頼があったので、出に行く。まぁどーせなら生演奏せんとす。

岩国コミュニティFM、といふ、発足したばかりで、パーソナリティからして『誰も聴いてませんので・・』といふラヂヲ局(笑)。まぁ、そもそもコミュニティFMなんざそんなモンだらう。なんやMIやん体調が絶不良らしく、紙のやうなし〜ろい顔で登場。それでも持ち前のポピュラリティで、くら〜〜〜いワシの喋りを盛り上げてくれた。

パーソナリティの方はワシのCDも持ってるし、数百年前に岩国は錦帯橋の梺で演った野外イベントも見てゐる、とか。こないだの庄原でも思ったが、まぁ・・・色んなところで色々やって来たんだねェ ワシは・・・。何を残せてるんだらうかねェ・・・・。

バス鍵ハモのお披露目となったこの日の生演奏は、まぁ・・・あんなモンかな?。マメに練習して腕を上げて行くよ。

にしてもけふのラヂヲ、徹頭徹尾「ピア・ニカ夫」の匿名で通した放送だったな。まぁ壱曲ベース弾いて歌ったから、分かる人が聴いたら分かっただらうが・・・、たれか聴いたのかね?。

2月26日(火)----------

高コレステローラー、として日々の食事に気をつけて約1週間。どんなもんかな?とも思ふが、まぁスグに結果が出るわけでもないので・・・。

だいたぃニンゲンの身体は『壱週間前に食ったモノで出来てゐる』と云はれる。それを鑑みるに、検診を受けた日の壱週間前、と云へば関東ツアーの真っ最中であり、なるほどカレーにケバブにナンにラーメンに、と高カロリーの食事を多量に摂取してはゐたな、と。

久しぶりにオフクロに会いに行ったのだが、デイケアに行ってたやうで不在。施設の職員さんになんとなく「音楽の慰問に来たいのだが」のやうな話を通しておく。「いつでもお願いします」と云はれたので、まぁ、近いうちに・・・。

3月1日(金)-----------

姉貴に「便利屋」として雇われ、車を運転して山口市まで往く、といふ事になった。

なんでも病にかかってゐるペットの子犬を、治療できる病院がそこにしかないからだ、とのこと。

『自分で行けぬのか?』と問ふたところ『自信がない』といふ。聞けば広島を出たこともないし、高速道路にすらあまり乗った事がないといふ。

まぁタマにしかできぬ姉孝行か、と引き受け、先方の場所を調べておいたのだが、なんとそこに朝8時には行かねばならぬ、といふ。山口市はわりと行き慣れてゐる場所。地図から察する距離と道路状況鑑みて、まぁ朝の6時に出発かな、と。

久しぶりに早起きし、まだ日も昇らぬうちに実家から出発。山陽自動車道をまぁ計画通りに行程を進め、8時に当地に着く。駐車場で待機してゐる間にも続々と患者(小動物とその家族)がやって来て、そのほとんどが他県ナンバーなのに驚く。いちばん遠いので「静岡」だった。

多くのこころある人々が、ペットである小動物(大型もゐたが)を家族としてしっかり愛し、それを真剣に診る医者もちゃんと存在するのだ、といふ事実を改めて思ふ。どんなにガラの悪さうな人とでも、動物を愛する、といふその一点さえ通じ合えば、道は拓けさうな気もするのだ。

検査はほぼ一日かかり、夕方ようやく帰途に着けたのだが、姉貴は来週また来ねばならぬらしい。ので、知らぬ町の走り方や、道筋の憶え方などレクチュアしておく。

気をつけて 安全運転で。